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Hitachi

日立メディカルコンピュータ

済生会広島病院(330床)

広島県安芸郡坂町北新地
導入製品:べてらん君コラボ

導入事例

社会福祉法人恩賜財団済生会 済生会広島病院(広島県安芸郡坂町北新地2-3-10、隅井浩治院長、病床数330床)は平成23年8月より、日立メディカルコンピュータ(株)(東京都品川区西五反田1-31-1・日本生命五反田ビル)のレセプトチェックシステム「べてらん君コラボ」を導入し、業務の効率化を図っています。そこで広島県済生会支部長でもある同院の隅井浩治院長に病院の特徴、今後の展望等を、同院医事課の地川真一係長に「べてらん君コラボ」の導入理由・稼働後の効果等について話を聞きました。

病院新聞 2014年9月18日 掲載

医療と福祉との連携で地元地域の患者に密着

― 貴院の特徴について教えてください。

隅井 広島県済生会は昭和5年に呉病院を開始しましたが、その後、敷地が手狭になってきたため、広島に病院を建設し、広島病院は昭和62年10月に開設しました。内科と外科の50床でオープンし、昭和63年4月には150床、その後診療科を増やしながら平成2年7月には220床となり、平成11年には福祉施設の老健や特養を併設、病棟を建て増しして330床となり、現在21診療科を標榜しています。

広島県済生会全体の理念でもあるのですが、医療と福祉の連携が当院の特徴です。現在、当院は急性期と亜急性期と両方兼ね備え、福祉からの受け入れや在宅に帰るまでを連携しています。

当院の患者様は8割がこの地域に住んでいる方々です。地域の患者様を診る病院ということで、地域の急性期から慢性期、医療・介護との連携を行っています。また、当院は社会福祉法人なので無料・低額診療を行っています。明治天皇が経済的に困窮している人たちのためにという趣旨で作られた病院なので、そのような人たちの自費部分を減免する制度を持っています。

地域包括ケアと急性期をどのようにミックスしていくかが課題

― 今後の展望について教えてください。

隅井 今年度の診療報酬改正で亜急性期病床が廃止されましたので、新たに創設された地域包括ケア病棟と急性期をどのようにミックスしていくかが課題です。急性期・亜急性期以後の施設として、老健、特養、軽費老人ホーム、在宅に対応している訪問看護等がありますが、特養や老健はあまり人が動きませんので、療養病棟を持っている病院との連携、さらには在宅へということになっているのですが、近隣にこのような受け皿となる施設があまりありません。現状では様々な問題がありますが、在宅への復帰を睨んだ病棟の運営が必要になってきます。

訪問看護にも力を入れており、開業医の先生たちとの連携が重要です。この地域は医師会と連携しながら、病院も一緒になって在宅復帰への勉強会や検討会を行っています。

病院から退院に向けての地域の医師会との連携を、医師会の先生はそれを受け入れるシステムを作る検討をしています。これにより在宅復帰を強化していくことが必要です。このためにもリハビリが重要であり、当院ではリハビリがこの規模の病院にしては充実していますが、今後もさらに強化していきます。

また、地域の人たちの救急受診が毎日あり、2次救急までやっているので、急性期の医療も引き続き、充実していきます。

急性期の部分は救急とともにがんに重点を置いていきます。がん治療に関しては市内の大きな病院へ行く傾向がありますが、がんも急性期の治療が済んだら地元で診てくれという要望がだんだん増えてきますし、3人に1人ががんになる時代ですから大病院だけではとても対応できませんし、患者数の多い5大がんは診断治療から緩和ケアまで対応しています。また、この地域の医師会の先生たちはがんの在宅緩和ケアを一生懸命やっています。地元のがんの患者様と地元の一次・二次救急というところが中心になってきます。あとは、福祉施設や在宅にいる人が肺炎等に罹った場合の急性期、慢性期、 リハビリに対応するのが地域包括ケアなのですが、10月から病床機能報告制度への対応に総合的に取り組まなければなりません。

処理スピードの速さが「べてらん君コラボ」導入の一番の理由

― 「べてらん君コラボ」を導入された経緯を教えてください。

地川 平成23年8月に導入しました。「べてらん君コラボ」導入前はチェックシステムは使用していませんでした。レセプトを全件発行し医事課の職員で事前点検したものをすべてドクターに回していました。そのため診療数の多いドクターには大量枚数のレセプトが回っていました。その後、検査部門に回して検査技師が検査の病名漏れのチェックをして、医事課にレセプトが戻ってから病名を入力するという流れでした。漏れがあってはならないということでトリプルチェックをしていました。

人の目ですから病名漏れの査定が大変多く、ある時、レセプトチェックシステムがあるということを聞きました。そこで「べてらん君コラボ」と他社2製品の3つのデモを実施してもらい、比較を行いました。選定の決定打となったのは一番に処理スピードでした。実際にレセプトチェックを行ってもらい、他社製品に比べ断トツに速かったのです。レセプト期間10日の中で、1回だけのチェックでは無理なので、数回かけなければならないことを考えると、スピードが一番という結論になりました。処理スピードが速いと複数回のチェックが可能です。それによりこれまでより 精度の高いレセプトが作成できると思います。もうひとつの選定理由は導入コストの問題です。日立メディカルコンピュータさんは価格でも一番安価でした。この2点が導入の理由です。

「べてらん君コラボ」導入後の1年間で査定金額は100万円減

― 「べてらん君コラボ」導入後について教えてください。

地川 現在はレセプト時期に3回チェックをかけています。毎月1日にかけて、ワーニングメッセージがあったものを医事課でチェックして、コメントや病名を貰わなければならないものをドクターに回しています。導入前に比べてドクターに回るレセプトは激減しました。保険請求委員会の委員長にも「なんでもっと早く導入しなかったんだ」と言われるほど、医師の負担は半分以下に軽減されました。それから検査技師のチェックは廃止しましたので、検査技師の負担はなくなりました。また、医事課職員の業務のボリュームダウンにも繋がりました

目視点検のみで職員がチェックするというのは限界があり、どうしても漏れが出ます。「べてらん君コラボ」を導入した効果としては、以前は病名漏れなど多い月で数十万円ぐらいありましたが、導入後は少ない時だと数万円にまで下がりました。導入後1年間で査定金額は100万円減らすことができました。1年で導入費用を賄うことができました。最近は併記病名や禁忌病名などの査定が増えてきたので、「べてらん君コラボ」のそれらのチェック機能をONにして対応しています。

― 「べてらん君コラボ」を操作しているスタッフについて教えてください。

地川 マスタメンテや出力は私がやっていますが、レセプトチェックは医事課職員6〜7人で入院も外来もチェックしています。ドクターから返ってきたものを再度職員でチェックし、8日頃再度「べてらん君コラボ」にかけてワーニングメッセージがあったものをチェックしています。職員のレベルの均一化が図れないもので、最終的な3回目のチェックを10日に私がやっています。そこで発見した漏れを翌日1時間程度、担当者を集めて勉強会を行い、課員のレセプトチェックのレベルを底上げしています。

― 「べてらん君コラボ」の操作性について教えてください。

地川 メンテナンスの操作性については使いやすいです。

― サポート体制は。

地川 「べてらん君コラボ」でわからないことがある場合でも電話問い合わせにも対応してくださるので非常に助かっています

もう「べてらん君コラボ」なしでのレセプト点検は考えられないですね。